呼吸の重要性 

鼻呼吸と口呼吸

uedasama
呼吸については施術においてもかなり意識を配っています。そもそも、呼吸という事において、どれだけの人が意識していますか?正直なところ僕は操体法や体のことを勉強するまであまり意識したことがありませんでした。そして、呼吸のことを学んだときに「あーもっと早く知っておきたかったと」心から思いました。呼吸とは無意識に行われるものでもありますから、鼻呼吸なのか口呼吸なのかもわからない方が多いのかもしれません。そして、そのリズムにおいてもその時のからだと心の状態によって変化します。

呼吸のメカニズム

呼吸というのは吐いて吸ってを繰り返しますが、ただ酸素を吸収し二酸化炭素を排出するだけではありません。交感神経と副交感神経に大きく左右するのです。

  • 交感神経とは自立神経の一つで活発に活動するときに優位に働きます。
  • 副交感神経とは自立神経の一つでリラックスした時に優位に働きます。

そして、人間が持つ治癒能力向上を助けるのは副交感神経優位の時です。
呼吸は吐く時に副交感神経が働き、吸うときに交感神経が働きます。

心当たりありませんか?怒っている時、焦っている時って短く切るような呼吸で、リラックスしている時は、ゆったりとした呼吸をしていませんか?

副交感神経優位に働くためには深くゆっくりとした呼吸を心がけます。

暖かい日だまりでうたた寝するようにイメージしてみて下さい。
適した呼吸で健康になる!

日常の中での呼吸を意識する時間を作る!それだけで健康と向き合う事になります!では、どうするか?まずは、自分が口呼吸なのか、鼻呼吸なのかを確認しましょう。もし口呼吸であれば、すぐに鼻呼吸をするように意識して心がけましょう。
鼻呼吸は背筋もスッとなるので腰痛・首の痛みなどの慢性痛を和らげるにも効果的です。マッサージ整体・整骨院に行かれる前に呼吸を見直して見て下さいネ。改善の第一歩になるかもしれません。

口呼吸のデメリット

脳への酸素供給量が低下しますので、集中力の低下ます。そして、暑い空気冷たい空気がダイレクトに肺に流れ込むので肺に負担がかかります。他にも口臭、虫歯、いびきなども引き起こしやすく、色々な病気にもかかりやすくなります(免疫力の低下)

鼻呼吸をするメリット

まず鼻か酸素を吸いこむ事によって脳に供給される酸素の量が口呼吸に比べて格段に増えます。供給量が増えると言う事は脳の活性化にも繋がります。そして、体中に行き渡る新鮮な酸素量も増えるので、美容的にも良いのです。次に鼻から吸いこむ事によって、鼻の毛によって空気中の細菌や雑菌を除去します、体温の低下をおさせますので肺の負担を軽減します。

呼吸のリズムと深さ

ゆっくり、深く、なるべく鼻から吐き出しましょう。吸うときは吐いた分自然にはいってきます、これもゆっくりとして下さい。

瞑想呼吸などもゆっくり深く行います。

本で読みましたが、高僧の僧侶などになると一分間に一回の呼吸だそうです。

呼吸の深さについて 深呼吸は間違い?

これは、深く大きい呼吸というのは、身体が求めてる以上の酸素を無駄に吸っているということです。つまり、そんなに多くの量を吸っても、身体は吸収しきれませんということです。

では、どうしたらより効率よく酸素を吸収できるようになるのか?

・鼻呼吸の合間に息を止めるです。

理由としては、合間合間に息を止めることにより脾臓より赤血球が放出されます。
するとヘモグロビンの濃度も濃くなり血液の酸素の運搬能力が上がるのです。

ここで、知識として気をつけなくてはならないことは、酸素を吸収するという意味では深呼吸は間違いとなりますが、精神的な物に対しての深呼吸は間違いではないということです。自律神経を調整る方法として、唯一随意的(自ら)にできる方法でもあります。

つまり、多くの呼吸法が存在しますが、その時に適した方法を選ぶ必要があるということになります。

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