睡眠がからだに与える影響 -横浜操体法の和ぐ-
短時間睡眠を習慣化できるか?
毎日3・4時間の睡眠で健康的に生きていくことは訓練すれば可能か?
と聞かれたことがありました。
短時間睡眠、最近ではショートスリーパーと聞くことも多いかもしれませんね。
あのナポレオンもそうだったとか。
結論から言うと、訓練で毎日2、3時間の睡眠で平気にということは無理だと思います。
ではなぜ?短時間睡眠で普通にずっと生活できている人がいるのか?
ショートスリーパー遺伝子を持っているというのが、有力だそうです。
つまりこの遺伝子がなければ継続的には非常に難しいということです。
なので、睡眠はしっかりとりましょう。
ちなみに日本人は睡眠が短いようですヨ。
個人差はありますが1日7時間くらいが理想。
睡眠不足がからだに与える悪影響
・インスリンの分泌が悪くなり血糖値も上がる
・血糖値が上がるということは糖尿病になりやすくもなる。
・レプチンというホルモンも出なくなり太りやすくなる。
・交感神経優位が続き高血圧になる。
・精神的にも不安定になり色々な依存症などの発生率も上がる。
少し調べても色々な悪影響があることがわかります。
では、平日は忙しいから、週末だけ寝だめすれば良いのか?というとそれだけでは日々の睡眠不足は解消されないのです。
睡眠のシステムを知ろう
睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。
レム睡眠
脳が起きているが、からだが眠っている状態で、意識せずに覚えられる記憶が固定されます。
ノンレム睡眠
脳もからだも眠っている状態で嫌なことを消去する時でもあります。
入眠直後に最も深いレム睡眠の時には、海馬から大脳皮質に情報が移動し記憶を定着させるとも言われていています。レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すことで記憶を定着させます。
睡眠がからだに与える役割
・脳とからだに休息を与える
・睡眠は記憶を整理し定着させる
・悪影響でも書いたけれど、ホルモンバランスを調整する
・風邪は寝て治すとはよく言ったもので、免疫力を高める
・脳の老廃物を除去する
以上のような役割が睡眠にはあります。